昨日放送された「リオデジャネイロ五輪2016(日本テレビ系)」の中で、福原愛選手のコピー選手について紹介されていた。

中国代表が日本対策としてコピー選手を作っていることは知ってたけど、想像以上に徹底していて驚いた。

身長もほぼ同じで、使っているラバーも同じ、もちろん技もコピーしている。

しかしそれだけではなく、福原選手が髪型を変えたらコピー選手も変えるのだという。

福原選手が髪型を変えると、1週間から2週間で同じ髪型になるんだって!

番組はそんな福原選手のコピー選手に取材し、そのベールが明かされた。


その選手の名前は、ワンシュアンさん。
年齢はこれまた福原選手と同じ27歳。

ワンさんは福原選手と打ち方が似ていたため、国から指名されてコピー選手になったのだという。

ワン「周りの人からは、他の国に移籍してオリンピックに出場すれば? なんて言われたけど、中国が金メダルを取るためなら名誉なことだと思っているわ」


ワンさんはなんと12年間も福原選手のコピー選手を務め、打ち方だけでなく、試合中のリズムや歩き方まで完全コピーしたというから凄い。

タモリさんを完璧にコピーしたコージー冨田さんのようなもんだね。

そんなワンさんだからこそ、福原選手の長所と短所もよくわかっているわけだが、なんと福原選手はワンさんにアドバイスを求めることもあるそうだ。

ワン「あのかわいい性格だからついつい教えてしまうの」

なんとなくその微笑ましい光景が目に浮かびますね。

ワンさんは昨年、結婚を機に引退したそうだが、そのさい福原選手からお祝いのメッセージ動画が届いたそうだ。

いわゆる敵対している者同士だけれど、ギスギスした関係じゃないところが素敵である。

しかしあれだね、ワンさんの実力がどれほどのものか気になるよね。

エキシビジョンでもいいからぜひ日本の大会に来てもらいたい。


そして番組内ではもうひとつ、元日本代表の松下浩二さんが驚きの情報を披露していた。

それは、「中国選手はマジシャンから指導を受けている」というもの。

中国はナショナルチームの合宿にマジシャンを呼び、どうしたら相手にわからないようなサービスが出せるか? というレクチャーを受けているそうだ。

マジシャンの手元の素早い動きが卓球のサービスに生かされているってことらしい。

この情報を聞かされた石川佳純選手は「意味あるんですかそれ?」

まあ、あれだけ凄いサービスを出すんだから意味はあるんだろうね。

日本もマジシャンをコーチに招いて、フォア前にストップしたはずのボールがバック深くに瞬間移動する、みたいなイリュージョンレシーブをマスターするというのはどうだろうか。


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