リオ五輪が終わり、卓球ファンの気持ちは選手と同じく東京五輪に向いている。

それに向けてやはり気になるのは、中国代表の今後の動向である。
日本代表が戦うべき中国代表選手はいったいどんな顔ぶれになるのか。

もちろん中国には強い選手がゴロゴロいるが、中でも、おそらくこの選手が脅威となるのではないかと思うのが、梁靖崑である。


梁靖崑は今年の5月にヤサカとスポンサー契約を結んだ、中国男子ナショナルチームの選手(契約期間は5年)。



梁靖崑は1996年10月20日生まれのピチピチの19歳(体操の白井 健三選手と同い年)。

2016年3月時点の世界ランキングは40位だったそうだが、4月以降は大会不参加のためランキングがないとのこと。

しかし、相当な実力者であることは間違いない。

15年世界選手権蘇州大会では18歳にしてシングルスの代表に抜擢され、その選考会では先輩の張継科を破り、馬龍とも大激戦を展開 したという。

2015年のスウェーデンオープンで3位にもなっている。
この時は2回戦で水谷隼選手、準々決勝でフレイタス(ポルトガル)を敗っている。

こんなに強くて世界ランキングないんかい! と思わずツッコんでしまいたくなるが、これからあっという間に10位以内に入ってくるんだろうね。


樊振東 vs 梁靖崑



めっちゃパワフルですな。
ラガーマンのような筋肉質な肉体から繰り出されるドライブの威力は破壊力抜群。
台上の細かい技術もうまい。

それにしても、樊振東とプレースタイルや体格がそっくりですな。
ダブルス組んだら面白いかも。


この若さでこの実力ということはつまり、今後は強力なライバルとして日本の前に立ちはだかり、東京オリンピックの中国代表メンバーに入る可能性が極めて高いということ。

劉国梁総監督は、樊振東と許昕は東京五輪のメンバー入りが濃厚だと話しているようだが、あと一人はいったい誰になるのだろうか。


私は許昕の大ファンなので個人的にはメンバー入り(できればシングルスで)してもらいたいが、4年後の許昕は30歳である。

フットワークが最大の武器である許昕のプレースタイルから考えても、今の実力をキープしているのは難しいかもしれない。
となると、許昕と言えども五輪メンバー入りが確実とは言い難いのではと思う。

梁靖崑が許昕以上の実力を付け、五輪メンバー入りを果たす可能性もあるということ。

樊振東は堅いと思うが、残り2枠の争いがどうなるのかなかなか読めない。

馬龍、許昕、梁靖崑、それに忘れちゃいけない、2015年世界選手権2位の方博

うーん、混戦模様。

このメンツに加え、また新たな若手も台頭してくるだろうしね。


しかしまあ、中国という国はほんとに次から次へと強い選手が出てきますな。

「こんな選手いたの!?」てな感じで急にとんでもないのが現れたりするから参っちゃう。

日本もジュニア世代からそのまま順調に伸びて行けば中国選手に勝てる選手になっているはずなんだけど、不思議と途中から追い抜かれてしまう。

だけどリオ五輪で水谷選手が日本卓球界に大きな風穴を開けてくれたので、これから少しずつ変わっていくんじゃないかと期待が持てる。


ということで、結局何が言いたいかというと、梁靖崑が近いうちに世界ランキングで上位に食い込んでくるだろうということ。

これからさらに鍛えまくって、完璧な筋肉の鎧を身にまとったら、どれほどのパワーファイターになるのだろうか。
考えただけでも、ああ恐ろしい。

となると、テレ東あたりが世界卓球の番組内で「河北省の重戦車」なんていう異名を付けるんだろうね、きっと。